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平成21年度 図書館職員学び直し講座 優秀論文選定結果
第1講座・図書館総合演習(課題解決支援サービス)
平成21年度に開講された、第1講座:図書館総合演習(課題解決支援サービス)の学習「研修成果の発表会」において、次の論文が優秀論文として選定されました。
最優秀
- 山浦 陽子
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「公共図書館における子育て支援サービスとその効果」
このレポートでは、公共図書館における課題解決支援サービスについて、子育て支援を挙げて考えてみたい。
平成15(2003)年に少子化社会対策基本法(注1)、次世代育成支援対策推進法(注2)が制定され、子育てを社会全体で支えていこうという姿勢が示された。図書館で子育て支援を行っていくことは、こういった国の姿勢に合致するものであるし、図書館の資料や機能を活用することで、利用者に喜ばれるサービスを提供することが可能だと思うからである。
子育て支援と言った場合、事業のあり方は「地域子育て支援」、「保育」、「経済的支援」に大別される(注3)。この中で、図書館でできることは「地域子育て支援」であり、情報を提供していくことがサービスの中心となる。
公共図書館には児童コーナーが設けられ、お話し会などが行われている所も多い。絵本の他にも、育児書など、子育てに役立つ資料も多く所蔵しているはずである。現在、図書館は子育て支援施設とは見なされていないが、意識せずとも、これまでにも子育て支援が行われて来ているのである。このような実績の上に、さらに課題解決に役立てられるような情報提供の仕組みを作っていく。そうすることで、情報のプロとしての、図書館ならではの子育て支援サービスが提供できるようになるのではないだろうか。・・・(続きを読む)
優秀
- 望月 美江子
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「私が考える課題解決型サービスについて」
私の居住する小諸市では、平成25年度の開館を目指して新図書館建設の準備が進められています。
昨年答申の出された駅舎併設複合交流センター建設準備委員会では、その話し合いの過程で、地域活性化に役立つ施設となることに大きな期待が寄せられ、市民および通勤・通学者だけでなく観光客もその利用の対象としたい、といった意見が出されました。
その施設の核となる新図書館は、従来のサービスに加えて、小諸周辺を訪れる観光客への観光情報・地域情報サービスも行えるよう機能を充実させることが求められています。
・・・(続きを読む)
- 竹腰 史佳
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「私が考える課題解決支援サービスについて」
ここ数年、高校の図書館では調べ学習のガイダンスをする機会が増えた。課題研究などの、学校図書館を使った調べ学習が増えたのが主な理由だと思われる。ところが実際にガイダンスをしてみると、本の索引や目次を使って自分の必要とする情報にたどり着く方法を知らない、もしくは覚えていない生徒が多いことに驚かされる。そこで多くの場合、百科事典や辞書の引き方といった調べ物の初歩からガイダンスを始めるのだが、高校生になってから覚えるより、小中学校の段階で図書館の使い方が定着していれば、高校ではもっとハイレベルな調べ学習が出来るのではないかと思う。・・・(続きを読む)
- 樋口 しさへ
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「私が考える課題解決支援サービスについて」
病院で受けた治療で医療過誤がおこった。病院との話し合いの結果、病院は患者への説明不足を認め、見舞金を○○円支払うということになった。患者は自分が受けた様々な精神的苦痛、費やした時間などを考えると、その金額が少ないのか、多いのか分からない。そのため 医療事故の判例および慰謝料あるいは見舞金について知りたい。・・・(続きを読む)
特選
- 馬場 恵美
- 小泉 美香子
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